ライフ

マラソンで2時間を切るために必要なこと〜人間の「限界」を決める固定観念〜

現在の人類の限界

人類はマラソン2時間切りは可能なのか?

この問いに対して、答えは「可能」になります。

マラソンの世界記録保持者エリウド・キプチョゲ(ケニア)は、非公認であるものの2019年10月に2時間切りを達成しました。

キプチョゲ選手が人類の限界を一つ突破してくれています。

限界とは何か?

「限界は何が決めるのか?」(TAC出版)という本の中で、持久系アスリートの限界について考察がされています。

本書の中では、二つの考え方が示されています。

一つは、「人間機械」、エネルギーの総量とそのエネルギーを使い果たすと限界が来るという考え方です。

もう一つは、「全ては頭の中」、すなわち「意識」が人体に影響を及ぼすという考え方です。

これは、どちらか一択の解答が正しいというものではなく、どちらも「正解」ということができます。

「限界」はまだ先にある。

上記をまとめると、マラソンのような持久力を要するスポーツには当然「限界」はあるのですが、その「限界」は、肉体的な限界であるのと同時に意識の問題でもあります。

そして、その肉体的な限界は、意識の壁を超えることで更新することは可能になります。

今の「限界」というのは、まだ「限界」ではなく、まだ先に「限界」はあるはずです。

キプチョゲ選手が非公認ですが、マラソン2時間を切ったことで、また一つ「限界」が更新されました。

まだこの先、マラソンの記録は更新されていくことでしょう。

日本人はなぜマラソンに強いのか?

ところで日本人はなぜ、マラソンに強いのでしょうか?

身体的機能は遺伝によるものもかなり影響をしてきます。

事実、マラソンの国際大会を見ると、身体的機能ははるかに優っているであろう外国人選手がたくさんいます。

身長だけでなく、筋力のつき方、足の長さなど様々な面で勝てそうもない相手と互角かそれ以上に日本人選手は戦っています。

そういった状況を見ると、マラソンは「身体的なスポーツであると同時に精神的なスポーツである。」ということもできるでしょう。

身体的な面だけのものだと日本人には勝ち目がなく見えますが、精神的な面がかなりのウェートを占めるため、日本人でも互角以上に戦えるのだと思います。

日本人のマラソン2時間切りは可能なのか?

日本人選手がマラソンを2時間切ることが可能かと言えば、それは「可能」ということができます。

今、最も2時間切りに近い選手と言えば、大迫選手ではないでしょうか?

大迫選手が2時間切るために必要なことは何でしょうか?

私なりの答えは、「時計を外すこと」です。

「限界」については、「身体的な面」と「意識の面」の二つが決めるということですが、大迫選手ぐらいの身体的に高いレベルになれば、後は「意識」の問題がかなり大きくなってきます。

すでに様々な限界を超えてきている選手なので、この限界をさらに超えようと思えば、後は「世間の常識」「固定観念」を意識の外に追いやることが必要になってきます。

「時計を外す」ことは一見、自己制御を失い、戦略的に戦うことができなくなってしまうことが危惧されます。

しかし、大迫選手のレベルになると「時計を外す」ことで、得るものの方が大きいのではないでしょうか?

「時間」という人類最大の固定観念から自由になれた時に、「限界」を超えることができるのではないでしょうか?

-ライフ

© 2022 公務員ドットコム Powered by AFFINGER5