国家戦略特区とは?
「国家戦略特区」は、地域や分野を限定し、
- 大胆な規制や制度の緩和
- 税制面の優遇
を行う規制改革制度のことです。
目的は、“世界で一番ビジネスをしやすい環境”を作ることになります。
平成25年度に関連する法律が制定されました。
他の特区制度との比較
国家戦略特区の特徴として、対象区域の選定に国が主体的に関わり、
スピード感を持って岩盤規制を突破するというものがあります。
従来の特区は、自治体や団体から計画を国に提案するという、
ボトムアップ型の規制改革の取組なので、その点が異なります。
以下に他の特区制度との比較を表にしています。
特区制度 | 特徴 |
国家戦略特区 | 地域や分野を限定し、大胆な規制・制度の緩和や税制 面の優遇を行う規制改革制度のこと |
構造改革特区 | 自治体からの提案により、実情に合わなくなった国の 規制を緩和し、これまでは事業化できなかったことを 特別にできるようにするもの |
総合特区 | 実現可能性の高い先駆的取組を行う区域に、規制・制 度の緩和に加え、税制・財政・金融上の支援といった 総合的な支援を行うもの |
東京圏、関西圏、福岡、仙台など都市部での指定が多いですが、
一方で新潟市や養父市など地方でも指定されており、取組みが進められています。