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行政強制とは?わかりやすく解説

行政強制とは?

行政強制とは?

行政が、人の身体または財産に対して実力を行使することで、行政上の必要な目的を達成することをいいます。

行政上の義務履行確保手段の一つです。

行政強制は、「行政上の強制執行」と「即時強制」に分類されます。

行政上の強制執行

「行政上の強制執行」は、行政上の義務の不履行に対して、行政が実力を行使して、義務を履行させ、履行があった場合と同一の状態を実現することをいいます。

「行政上の強制執行」は、「代執行」「執行罰」「直接強制」「行政上の強制徴収」の4種類があります。

  • 代執行:行政が本人に代わって義務を履行し、費用を義務者から徴収すること。例として、違法建築物除却など。
  • 執行罰:行政が定めた期間内に義務を履行しない場合、過料を予告し、間接的に履行を強制すること。例として、砂防法36条「義務懈怠により500円以内の過料」。
  • 直接強制:義務を履行しない者に対して、直接実力行使し、義務の履行があった場合と同一の状態にすること。例として、不法外国人の退去など。
  • 行政上の強制徴収:行政が強制手段を使って、義務の履行があった場合と同一の状態にすること。例として、滞納処分など。

即時強制

「即時強制」は、義務の履行を強制するためではなく、義務を命じる時間的余裕がない場合又は義務を命じたところで目的達成し難い場合に、直接、実力行使し、行政上必要な状態を実現することをいいます。

例として、感染症患者の強制入院などがあげられます。

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