政府は宇宙分野に投資すべき?
堀江貴文氏のYouTubeチャンネルで成田悠輔氏が堀江貴文氏に対して、
「仮に日本の国家予算を握ったらどう使う?日本だけ成長できていない問題について、政府・政策としてできることはある?」
と質問する場面がありました。
これに対して堀江貴文氏は、以下のように回答しています。
宇宙分野に投資。日本が国家として考える上で「グローバルで勝てる産業に投資すべき」と僕は考えています。
グローバルで勝てる産業って何があるんだ?って話で、宇宙ぐらいしかないんじゃないのと思っている。
なぜなら、ロケットというのは産業の総合格闘技的なところがあって、ありとあらゆる工業製品を使わないとできない。
一部の高度なものは軍事転用できるので、厳しい輸出制限がかけられている。だから国内で生産しないといけない。
国内で生産できる国って世界に何ヵ国あるんですかって話で、多分10ヵ国ないだろう。
その10ヵ国の中で一番、資本市場の整備もちゃんとできてるし、人材も供給できる、何より場所がいい、太平洋に向かっていくらでも打てる世界一いいんですね。
米中に勝てる数少ない分野。
YouTube堀江貴文ホリエモン「【成田悠輔×堀江貴文】高齢者は老害化する前に集団切腹すればいい?成田氏の衝撃発言の真意とは」
日本が勝てる分野は何なのか?これからの国際社会で日本がどうあるべきか?
そういったことを考えさせられる堀江氏の思考は、説得力があります。
地方は何に投資すべきか?
では、これを地方に当てはめた時に、どう考えればいいでしょうか?
地方は何に投資すべきなのでしょうか?
同じような人口減少・過疎高齢化が進むまちが点在するなか、大切なのは、
自分のまちは、どの分野なら勝てるか?勝てる見込みがあるのか?
「まちの強み」に気づき、そこに投資をすることが必要なのです。
「まちの強み」に投資できる自治体のみ勝機がある
「まちの強み」は行政が関わりづらい分野かもしれません。
ベンチャー企業かもしれないし、移住者かもしれない、芸術かもしれません。
聞いたことのない農林水産物かもしれないし、飲食かもしれません。
「まちの強み」はおそらく行政の関わりづらい分野であることがほとんどと思います。
それでも、「まちの強み」を見極め、そこに投資できる行政でなければ、おそらくこの先、ジリ貧の未来しかないのです。
総花的な投資をしていても、現状人口減少し、さらに「足による投票」が行われる今、サスティナブルな地域はあり得ません。
結論、「地方が生き残るためにどの分野に投資するべきか?」という問いに対しては、
「まちの強み」にこそ投資をすべき
と言えるでしょう。
当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、「まちの強み」に投資できる自治体というのは、驚くほど少ないです。
金がない、金がないと叫び、毎年、毎年、誰にも文句の言われないようお金を配分することしか考えていない自治体がほとんどです。
そんな自治体に未来がないことに、いち早く気が付くべきなのです。