アドボカシーとは?
アドボカシーとは?
アドボカシーとは、「ある当事者のために声をあげること」です。
もう少し詳しく言うと、「困っていたり、権利を侵害されている当事者に代わって、声をあげ、権利を主張すること」です。
例えば、親から虐待をされている子どもが「助けてほしい、保護してほしい」と思っていても、声をあげれない場合、その気持ちに気付いた周囲の大人がその子の代わりに、声をあげる(学校や児童相談所に相談するなど)ことがアドボカシーです。
アドボカシーをする人のことをアドボケイトと言います。
アドボカシーの5類型
アドボカシーは、以下の5つの種類に分類されます。
- セルフアドボカシー
- 制度的アドボカシー
- 非制度的アドボカシー
- ピアアドボカシー
- 独立(専門)アドボカシー
セルフアドボカシー
当事者自身が権利、要望などを自ら主張することです。
制度的アドボカシー
行政サービスとして、当事者を支援する専門性を有する職員等によるアドボカシーのことです。
非制度的アドボカシー
家族、友人などの身近な人によるアドボカシーのことです。
ピアアドボカシー
同じ経験、背景を持つ仲間(ピア)によるアドボカシーのことです。
例として、同じようにいじめ・不登校の経験がある人同士によるアドボカシーなどがあります。
独立(専門)アドボカシー
独立性を持ったアドボカシーのことです。
第三者機関として、行政機関ではなく、外部機関が担うことが基本となります。