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政教分離とは?わかりやすく解説

政教分離とは?

政教分離とは?

国家の宗教的中立性を保つために、国家と宗教を分離することです。

政教分離の目的としては、次の3点があげられます。

  • 少数者の信教の自由を確保
  • 民主主義の確立
  • 国家、宗教両方の堕落防止

国家と宗教については憲法20条、89条で規定されています。

憲法第20条 
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
② 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
③ 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

憲法第89条
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。

判例によると、

政教分離原則は、国家が宗教とのかかわり合いをもつことを全く許さないとするものではなく、そのかかわり合いがわが国の社会的・文化的諸条件に照らし、相当とされる限度を超えるものと認められる場合にこれを許さないと解するべき

とされています。

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