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一国二制度をわかりやすく解説

一国二制度とは?

一国二制度とは?

一つの国に二つの経済制度を共存させる制度のことです。

社会主義の中国で資本主義を実現しようというものです。

元々は中国の台湾統一政策として構想されました。

中国では、1997年に香港(英国から返還)、1999年にマカオ(ポルトガルから返還)でこの制度が導入されています。

一国二制度の法的な仕組み

一国二制度を実現するために中国では香港、マカオを「特別行政区」として定めています。

中国憲法では以下のとおり特別行政区について規定されています。

中国憲法31条
国家は、必要のある場合は、特別行政区を設置する。特別行政区において実施する制度は、具体的状況に照らして全国人民代表大会が法律でこれを定める。

中国の全国人民代表大会で「特別行政区基本法」を制定し、香港、マカオの2つの特別行政区を設置し、その制度を定めています。

中国では外交、防衛は中央政府が担い、重要事案(政治改革など)については中国の承認が必要と規定されています。

一国二制度の問題点

近年、一国二制度は形骸化していると言われています。

香港では民主化運動が起こり、中央政府が介入するなど統制が強まっています。

「全面的に特別行政区を管理したい」中央政府と「高度な自治を実現し、資本主義・自由主義を実現したい」特別行政区(香港)の考え方の相違により、軋轢が生じているのが現状です。

参考

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