棄却と却下の違いとは?
棄却と却下の違いとは?
「棄却」とは、裁判所が原告の請求を審理した結果「理由なし」と判断し、訴えが退けられることをいいます。
「却下」とは、訴えの手続きそのものが要件を欠き、審理を打ち切ることをいいます。
棄却 | 審理の結果、訴えが退けられる |
却下 | 審理以前に打ち切り(門前払い) |
「棄却」は審理した結果であり、戦ったけどダメだったもの
それに対して「却下」は門前払い、戦わずしてダメだったもの
ということができます。
最高裁の判例を見ても「上告棄却」という判決はよく目にしますが、「却下」はほとんど見ることがありません。
法律のプロが門前払いというのは、あまりないですよね?!