役所に入ると初日に新採用職員を対象とした辞令交付があります。
そこで、首長による辞令交付、その後人事部局による事務連絡があり、各職場に配属されていきます。
各職場への配属に前後して、「組合」から事務連絡があるところが多くあります。
中途採用者ならまだしも、大卒の新人に「組合」と言ってもピンときません。
「組合」とは一体何なのでしょうか?
組合とは?
「組合」とは、職員労働組合のことで、職員(労働者)で組織された団体のことです。
執行部(経営者)に対して、勤務労働条件の是正などを求めていくのが主な役割としてあります。
組合には入るべき?
では、「組合」には入るべきなのでしょうか?
結論から言えば、「個人の判断」になります。
(わたしの職場で組合に入っていない人はほぼいません。過去に数名程度おり、最近は新人でも入らない人がチラホラといった感じです。わたし自身は同調圧力に屈して加入しています。)
公務員にとっての「組合」は任意加入となりますので、無理に入る必要はありません。
とはいえ、地方の役所では、加入率99%なんていうところもありますので、周囲を見ながら、加入の方向で・・・というのが賢明かもしれません。
一応、「組合」のメリット・デメリットを列挙しておきます。
組合のメリット
- 職場の苦情等を相談できる。時には代弁してくれる。
- 他部署の知り合いができる。
組合のデメリット
- 組合費が月に数千円程度取られる。
- 動員がやたらと多い。
- 思想の偏った人達も多い。
- あまり肩入れすると出世に影響する。
正直、メリットよりもデメリットの方が多いです。
とは言え、組合に入らないと「組合に入っていない人」という悪目立ちする場合もあるため、月数千円の組合費は掛け捨て保険ぐらいに思って、加入しておいてもいいように感じたりもします。