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留保財源をわかりやすく解説

留保財源とは?

留保財源とは?

地方交付税の算定上捕捉されずに地方公共団体に留保されることとなる財源のことです。

地方交付税の算定は、

普通交付税額 = ( 基準財政需要額 - 基準財政収入額 ) = 財源不足額

となります。

このうち「基準財政需要額」は「単位費用(法定) × 測定単位(国調人口等) × 補正係数(寒冷補正等)」で決まります。

一方、「基準財政収入額」は「標準的な地方税収入見込額 × 75%(原則)」として算出されます。

「基準財政収入額」で捕捉されなかった25%分について「留保財源」といわれています。

基準税率がある理由

基準税率がある理由としては以下のとおりです。

  • 基準財政需要学の捕捉は完全ではないこと
  • 地方公共団体の徴税努力(経営努力)を損なわないこと
  • 地方公共団体独自の施策分を残しておくこと

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