サハリン2とは?
サハリン2とは?
ガスプロム社(ロシア国営ガス会社)、シェル社(イギリス石油大手)、三井物産、三菱商事の4社が出資する石油・ガス複合開発事業のことです。
サハリン2プロジェクトとも言います。
所在地であるロシア連邦ユジノサハリンスクは、ロシア連邦共和国の極東、北海道宗谷岬の北方に位置しています。
事業概要は以下のとおりです。
事業名 | サハリン2(サハリン2プロジェクト) |
事業会社 | サハリンエナジー |
株主構成 | ガスプロム社(50%+1株)、シェル社(27.5%-1株)、三井物産(12.5%)、三菱商事(10%) |
事業内容 | 石油・LNG複合事業 |
所在地 | ロシア連邦ユジノサハリンスク |
生産能力 | 原油:1.5万バレル/日、LNG:1000万トン/年(日本は約600万トンを輸入) |
事業のメリット | 中東に比べ、日本との距離が近く、輸送費が抑えられる |
経過
1994年:ロイヤル・ダッチ・シェル、三井物産、三菱商事が運営会社を設立
2007年:ガスプロム社(ロシア国営ガス会社)株式の過半数を取得
2008年:原油の通年生産・出荷開始
2009年:液化天然ガス(LNG)の出荷開始
2022年2月:ロシアがウクライナ侵攻開始
2022年6月:プーチン大統領が事業を新会社に移す大統領令に署名