コラム

退職者が多い役所に共通する4つの特徴〜受験生が注意すべきポイントも紹介〜

地方公務員人気は、今も昔も根強いものがあります。

ある調査では、就活生人気の職種ランキングで、1位が地方公務員、2位が国家公務員、民間はそれ以降という結果が言われたりもしています。

・・・そんな地方公務員ですが、どこも理想通りとはいきません。

働きやすい役所、働きにくく離職者の多い役所、・・・様々な職場があるのが現状です。

今回は、退職者が多い役所に共通する特徴を紹介したいと思います。

風通しが悪い

風通しが悪い役所というのは、組織でのコミュニケーションが不足している(又はコミュニケーションが取りにくい)役所のことです。

例えば、首長に事務連絡をしようとした際に、首長にたどり着くまでに多くの関所がある組織は、「風通しの悪い」職場と言えるでしょう。

担当→係長→課長→部長→秘書担当→秘書課長・・・

などが例としてあげられます。

一人増えれば、その分口を出す人が増え、スピードも下がります。

関所が多い職場の風通しはとても悪いです。

首長への周囲の忖度のせいで、風通しが悪くなっている職場も多々存在します。

お友達人事

お友達人事も退職者が多くなる役所に共通する特徴の一つです。

お友達がいるということは、お友達でない人がいるということです。

お友達人事から外れた多数派の職員は、面白いはずがありません。

首長はじめ人事部門は、主要部署にお友達を配属したがります。

それは、自分たちが働きやすくするためです。

しかし、いざ「まち」のことを考えるとどうでしょうか?

より良い「まち」にするための行政運営をするのであれば、多様な人で組織を構成すべきではないでしょうか?

お友達人事を続けている役所に未来はありません。

ぬるま湯

役所の古い層の人達は、役所の「ぬるま湯」に浸かりきっているため、話になりませんが、最近の若手職員は「ぬるま湯」を求めていない人も多くいます。

前向きに成長の機会を求めて、仕事を探している人もおり、役所の「ぬるま湯」体質に嫌気がさして辞める人もいます。

人生の多くの時間を過ごす「仕事」で自分が成長できているか自問自答する中で、「ぬるま湯」の組織には魅力がありません。

「自分はここで成長できていない・・・」と感じる「ぬるま湯」組織も退職者が多くなります。

古い体質

社会の変化が激しい現代社会で「古い体質」の抜けきらない役所が多いこと多いこと。

前例踏襲、縦割り・・・いつまで経っても改善しません。

仕事のスピードは遅いし、回答期限は守らない。

窓口対応はいい加減で、9時5時であっという間に帰ってしまう。

役所と言えど時代に合わせて変化していかないと今の若い優秀な人達は引き止めることができないでしょう。

「古い体質」は百害あって一利なしです。

受験生が注意すべきポイント

ここでは退職者が多い役所に共通する特徴の中でも代表的なものを列挙しました。

まだまだありますが、今回はこの辺りで留めておきます。

では、これから役所に入りたいと思っている人はどうすればいいかということです。

受験生が意識してほしい、役所を見分けるポイントですが、ズバリ

  • 追加募集の多さ

です。

「追加募集の多い」役所は、前述の特徴を満たしている可能性が非常に高いです。

「追加募集が多い」ということは、年度の途中で想定外の欠員が生じているということです。

離職者の増加によるものや病気休職者が多いなんてこともあります。

「追加募集」があった時に、「ラッキー」と思って飛びつくと、人生の大事な時間を無駄にしてしまう可能性もありますので、一旦立ち止まって、知り合いのツテなどを使って、情報収集し、本記事の内容に当てはまらないか否かを調べることをオススメします。

追加募集には気をつけろ!

声を大にして言いたいです。

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