日曜日の夕方になると職場に行くのが憂鬱になったり、緊張したりすることがありませんか?
もしかするとそれ、モラルハラスメントに対する心理反応かもしれません。
そんな自覚がある人は、注意が必要なので、本記事を丁寧に読んでみてください。
ここでは、実体験を踏まえ、モラハラの特徴と対処法について、書いていきます。
モラハラ人間は潜んでいる?!
モラハラの被害者は、自分がモラハラを受けているとはなかなか自覚できません。
自分が自覚できないということは、周囲も気がつきにくいのです。
自分自身も職場で有名なモラハラ上司と同じ職場で1年間を過ごしました。
実際、そのモラハラ上司は、過去に複数の職員をつぶしているという事実があるにも関わらず、「周囲の職員はあまり気がついていない」のです。
もちろん、視野の広い人や感覚のいい人にはわかりますが、周囲をあまり気にしていない人からすると「気がつきにくい」のです。
モラハラ上司の特徴
モラハラの特徴は、「言葉や態度による暴力」です。
被害を受けている自分や周囲が気がつきにくいため、気がついた頃には、かなり精神的にやられています。
モラハラの特徴には次のようなものがあります。
- 不機嫌になる
- 感情の起伏が激しい(良い時と悪い時の差が激しい)
- コミュニケーション不足
- しゃべらない
- プライドが高い
- 上向き、外向きには良い顔をする
- 上・外の評価のために部下を使う
- 完璧にこだわる
- 自分の思い通りにする(思い通りにならないと不機嫌になる)
- 通常の人だと問題にしない些細なことを問題にする
- 部下のする仕事の些細なことでもダメ出しをする
- 特定の人に攻撃をする
- 事業やプロジェクトのストッパー
一般的なことから、自身の実体験を踏まえたところで列挙しました。
こういったものに複数当てはまれば、モラハラの可能性は高くなります。
モラハラの対処法
自分自身、モラハラ上司から1年間身を守るのは大変なことでした。
過去に複数人を退職に追い込んだり、精神的に病ませたりしてきた実績のある人です。
そんなモラハラ上司からいかにして身を守ったのか記載します。
主に、以下の点が対処法になります。
- 距離を置く
- 相談する
- 覚悟する(強行突破または退職)
①距離を置く
まずはどうにか距離を置くようにすることです。
モラハラを受け続けていると冷静な判断ができません。
自分自身の精神的な安全安心を確保するためにも、距離を置くようにしましょう。
方法としては、
- 有給休暇などを使い、顔を合わせる機会を減らす
- 残業を減らす
- リモートワークをする
- 一緒に外出する仕事を減らす
などがあります。
自分自身の体験を踏まえると、距離を置くことで良いことばかりではありませんでした。
実際、現在普及しているビジネス用チャットによる嫌がらせが増える面がありました。
リモートワークをしても、チャットによる嫌がらせめいた指示などが頻繁にあり、遠隔でも不快な思いが続きました。
②相談する
この「相談する」は効果はかなりあるのですが、「相談する」相手を誰にするかは大事です。
同じ職場で、自分の辛い立場を理解してくれる人がいれば、とても心強いです。
逆にこういった人が職場にいないとなるとそれはなかなか辛い毎日になります。
自分自身、モラハラ上司からの嫌がらせがあまりにひどい時に、思い切って、その一つ上の上司に相談することにしました。
そこでその上司が理解を示してくれたため、どうにか耐えることができましたが、やはり相談するまで、同じ職場であるにも関わらず、モラハラ上司の嫌がらせには気がついていませんでした。
同じ職場の同僚でも話を聞いてくれる存在がいれば、その人の存在はとても大きいです。
また、家庭の状況にもよりますが、家族が理解してくれると、心の支えになります。
「仕事の話は家庭に持ち込まない」とする人も一定数いますが、自分があまりに辛いと家庭でもご機嫌に過ごすことができません。
家族に本音を打ち明け、理解があったら、救われることでしょう。
自分自身、これでかなり救われました。
③覚悟する
「覚悟する」もとても重要です。
覚悟にはいくつかありますが、
- 強行突破する覚悟
- 職場を辞める覚悟
などの覚悟で乗り切れます。
強行突破とは、人事やトップなど執行部に直談判することです。
人事や執行部には、労働者の安全配慮義務があります。
職員がモラハラで精神的苦痛を感じているとすれば、それを改善する義務が発生します。
雇用する人の責任がありますので、それを持って、職場の現状を訴えましょう。
訴える際には、録音機などを忍ばせると、仮に人事や執行部が期待通りの対応でなかった場合、さらに一歩進んだ手段に訴える時の証拠になります。
誠実な対応を期待しながらも保険をかけておくことがおすすめです。
最終的には「職場を辞める」という選択肢もありますが、これも前向きな退職であれば問題ないのですが、「嫌な人間からの嫌がらせ」で辞めることになった場合、悔しいし悲しいですよね。
もし「嫌な人間からの嫌がらせ」で辞めることになったのであれば、法的手段に出ることも考えながら、「職場を辞める」ことを考えてみてはどうでしょうか。
まとめ
以上がモラハラ上司の特徴と対処法です。
モラハラ上司の特徴は、たくさんあるので本文を参照してください。
対処法としては、
- 距離を置く
- 相談する
- 覚悟する(強行突破または退職)
が有効で、中でも「相談する」「覚悟する」が個人的には有効でした。
自分自身は何かあったら法的手段に訴えようと思い、日々の小さなモラハラから日時と内容のメモを残していました。
この「記録する」こともとても有効な手段です。
「記録する」ことで、最終的には訴訟の可能性も残しておくと、精神的にかなり違ってきます。
モラハラ上司に悩んでいる人(気づいていない人も含みます)は、ぜひ本記事で書いたことを意識して、実践してもらいたいです。