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資産公開制度とは?わかりやすく解説

資産公開制度とは?

資産公開制度とは?

議員や閣僚の資産を公開することで、政治的地位を利用した蓄財の防止や政治資金の透明化などを目的とした制度のことです。

資産公開制度自体は、閣僚の資産公開が1984年の中曽根内閣時に先駆けて実施されています。

その後、リクルート事件を受けて、1993年から国会議員を対象に資産公開が行われています。

閣僚は、就任時と退任時に資産公開が行われ、

国会議員は、任期開始から100日以内に資産報告書を議長に提出し、その後公開が行われます。

国会議員は、資産の増減等を毎年4月に議長に提出することになっています。

公開の範囲

公開の範囲は以下のとおりです。

  • 株式銘柄、株数
  • ゴルフ会員権(金額非公開)
  • 自動車(金額非公開)
  • 不動産(固定資産税の課税標準額)

普通預金は公開対象ではなく、制度趣旨を達成していないとの指摘もあります。

具体例

資産公開される具体例は以下のとおりです。

氏名 ○○大臣

【土地】
宅地 東京都渋谷区 100m² 2000万円

【建物】
住宅 東京都渋谷区 100m² 1000万円

【預貯金・有価証券】
定期預金 300万円
A社株 500株
B社株 1000株

【その他】乗用車1台

〈妻〉
【その他】乗用車1台

背景

資産公開制度が導入された背景としては、ロッキード事件をきっかけとして、「閣僚」について資産公開制度が開始されました。(1984年の第2次中曽根内閣から)

「国会議員」の資産公開については、リクルート事件(1988年以降)をきっかけに1992年に国会議員資産等公開法が成立し、1993年から開始されています。

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