コラム

ラオスと沖縄に共通すること〜強烈なファンを作る地域性とは何か?〜

ラオスに魅了される人たち

トップブロガーであるマナブさんの近著「億を稼ぐ積み上げ力」では、

最終章でラオスについて書かれている部分があります。

マナブさんはラオスでとても驚いたことがあったそうです。

それは、レストランの店員は店内で客に呼ばれるまで、スマホをいじったりして、客に呼ばれた時だけ動くことです。

ラオスは社会主義国であり、「隣のレストランより儲けてやろう」という競争心がないと言います。

生活費は安く、将来の不安もない。ラオスの人は自由と安定を持っているとのことです。

この話を読んで、以前、私が出会った「オレはラオス人だ。」という日本人のことを思い出しました。

その人は、日本の会社で働いていますが、ラオスが大好きで、余暇はいつもラオスに行っていると言っていました。

ラオスには、行った人しか分からない魅力があるようです。

沖縄の貧困問題について

ここまではラオスの話で、ここからは沖縄の話です。

沖縄もラオスのように強烈なファンを作ることが得意です。

沖縄好きは全国津々浦々にとどまらず、世界中に存在します。

その一方、貧困問題が取り上げられることもしばしばあります。

「沖縄から貧困がなくならない本当の理由 (光文社新書)」という本が出版されるぐらいです。

社会問題として認知されています。

しかし、沖縄に暮らす人たちは至って普通です。困っていないのです。

沖縄に暮らす私の友人が「給料がめちゃくちゃ安い地域に住んでいる。」と言っていました。

その地域は、沖縄北部のある集落ですが、全国的にも世帯収入が際立って低いというのです。

しかし、その友人はじめ、日常は「楽しい」と口を揃えます。

「お金はないけど、誰よりも楽しく暮らしている」と言っていました。

そう思えたら、勝ちだと思います。

ラオスと沖縄の共通点

ラオスも沖縄も、ある種「自由の国」なのです。

ラオスも沖縄も、「当事者は、困っていない」のです。

発展途上だとか貧困だとか、周囲が好き勝手言いますが、当人たちは関係ありません。

幸福に暮らしています。

数値化できない経済(コミュニティなど)が他の地域に比べ、格段に高く潜在しているのかもしれません。

その地域性を尊重する姿勢が、”周囲”である私たちには必要になってくるのではないでしょうか?

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