新型コロナの影響で、国内だけでなく世界中で観光業には大きな影響が出ています。
観光はどの自治体も力を入れている分野です。
自治体の仕事の中では珍しく、明るく華やかに見えるため人気の職場でもあります。
そんな「観光」ですが、本当に必要なのかは不明です。
行政のするべき仕事としては、「住民福祉の向上」が第一であり、そのための生活保障のための福祉サービスや道路、水道などのインフラ、戸籍発行、税務、・・・などがあげられます。
では、「観光」は?
「観光」は、地域活性化のため、などと理由づけられますが、考えてみると「観光事業者」という特定の人たちの経済的支援と見れてもおかしくありません。
そして、自治体のする観光施策というのが、大して意味のないものが多いのです。
広告をしてみたり、イベントをしたり、スタンプラリーを作ってみたり、パンフレットを作ってみたり、・・・意味のあるようで意味のないものばかりです。
以前、県の担当者から聞いたのが、地元観光事業者から「行政はトイレだけ作っとけ」と言われたという話です。
無意味な観光施策はしなくていいということです。
無意味な観光施策をするのであれば、観光地に綺麗なトイレを作ってくれる方がよっぽど助かるということなのです。
結局は「無意味なことはしてくれるな」という意味なので、本当にトイレを作るかどうかは考えた方がいいでしょう。