コラム

首にできない公務員を採用している場合じゃない。

首にできない公務員

公務員には身分保障があり、できが悪くても一度採用すると中々首にすることができません。

民間だと確実に首!というレベルの職員がわんさか居座り続けるのが現状です。

一日中、無駄な仕事に全集中している職員、無駄な会議の無駄な資料作りに、どれだけの時間を使い、どれだけ残業をしているのでしょうか?

めちゃくちゃパフォーマンスの悪い職員も、パフォーマンスの悪さで首にすることはまずできません。

実際、多少の刑事罰を受けても減給ぐらいの処分で残っている人も多く見受けられます。

公務員を首にするのは、相当に難しいのです。

無計画に採用し続ける

このことが前提としてありながら、人口減少が予測される社会情勢の中で、ほとんどの自治体が職員採用を続けています。

退職者分を補うという名目で職員採用をし続けている自治体もあります。

財政的な余裕のある自治体はそれでも良いですが、そんな自治体はほとんどありません。

年間の予算規模をはるかに超える借金を抱えている自治体も多くあります。

財政は厳しい、人口は減る、そんな状況の中で、変化することなく職員採用を続けている場合ではありません。

なぜ無計画な採用は続くのか?

無計画な採用が続くのは、やはり行政に「経営感覚がない」からに他ありません。

「経営感覚がない」のは、今も昔も変わりなく、税金という「あがり」で家計を回している以上、経営努力せずとも飯が食えてしまう現状があります。

それではいつまで経ってもこの状況は変わりません。

職員適正化計画なるものを財政や行革主導で作る自治体も多々ありますが、その計画そのものがぬるかったり、実効性が伴っていなかったりと散々です。

金がない、金がないという割には、あまり頑張ることをしない行政は、どうしたら「変わる(トランスフォーメーション)」ことができるのでしょうか?

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