コラム

公務員が特定の店舗をおすすめする事を”不公平”という件について

できる人はこっそり教える

公務員として働いていると、地域住民や観光客から

「地域に詳しいでしょ。おすすめのお店を教えてください。」

と言われることがよくあります。

 

ここで公務員としてありがちな態度が、

「特定の店舗をおすすめ することはできません。不公平になるから。」

というものです。

 

実際、私自身も周りでそう言っておすすめしない人を何度も見てきました。

できる担当者でも、「誰にも言わないでくださいよ。ここだけの話・・・」と言って、

おすすめの店舗を個人的に教えています。

果たして、これは正しい態度なのでしょうか?

そもそも”不公平”とは何なのでしょうか?

チャンスが平等であれば、それで良い

考えてみると”不公平”というのは、「機会(チャンス)が平等でないこと」だと思います。

お店そのものを「この人は経営して良い、この人は経営したらダメ。」とするのはたしかに”不公平”です。

しかし、”公平”に店舗の経営ができていて、おすすめできるかどうかは結果です。

実力になります。

結果の良し悪しを公表するのは、本当に”不公平”なのでしょうか?

”公平”に街中を見渡して、

「PR力、店の雰囲気、味、価格、立地、オープンしている時間帯・・・などなど」

を鑑みて、”公平”に判断をしていれば、特定の店舗をおすすめ

することは”不公平”ではないはずです。

 

むしろ地域住民や観光客の問いかけに応えない、ニーズに応えない態度の方が、

”公務員”として、いかがなものかと思います。

地域住民や観光客の「知る権利」を侵害していると言ったら言い過ぎですかね。

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