公務員の悪平等主義
理屈としては、「公務員が特定の店舗をおすすめ する事を”不公平”という件について」の記事と同様になります。
職場の上司が、「市内の消耗品取扱業者は主に3業者ある。同じところばかりで発注するのは不公平だ。均等に仕事をふれ。」と言うのです。
しかし、この3業者、扱っている商品は似たり寄ったりなのですが、スピードが全然違います。
仮にA社、B社、C社とすると、A社は翌日に納品があります。
B社は早くて一週間、C社は二週間は納品に時間がいります。
価格がほとんど変わりないので、A社に注文が偏るのは当然ですよね。
そして、A社はどれだけ注文が立て込んでいても、翌日に納品があるのです。
すごいです。
そんなA社に毎回注文することが果たして”不公平”なのでしょうか?
発注の偏りも不公平ではない
”公平””不公平”というのは「機会」の話です。
チャンスが平等でなければ、それは”不公平”ですが、チャンスは何度もあったのです。
結果、欲しい時に迅速に、しかも値段も標準で納品のある業者にばかり注文するのは、当然です。
”不公平”ではありません。
上司が「B社とC社も心を入れ替えた、もう一度チャンスをあげて欲しい。」
という意味での発言であるなら、「機会均等」の観点から
仕事を回してあげても良いかもしれませんが、
その仕事が遅ければ、もうチャンスはないとした方が良いでしょう。