コラム

障がい者理解を進めた先にインクルーシブな社会は実現するのか?

障がい者の数は20年で約3倍に

昨今、日本だけでなく国際的にも、障がい者差別を社会からなくし、

インクルーシブ(障害のある人とない人、全てを包含する)

な社会を目指そうとしています。

そんな中で、日本の現場を見ていくと、障がい者の数は、増えています。

令和元年障害者白書によると、知的障害児・者の数は、

1995年に約30万人が、2016年には96万人に、約3倍になっています。

これは、ひとえに「過剰な福祉サービス」がもたらすものです。

インクルーシブな社会を目指すには?

教育現場では、昔は「落ち着きのない子」「変わった子」

「空気の読めない子」をすぐに、お手上げし、

特別支援学級や特別支援学校につなげるよう、障害サービスにつなげようとします。

社会に出た後は、最近では「ニート・ひきこもり」を

障害として扱う医療機関や行政機関も増えました。

何か少しでも社会に不適合であれば、「障害」とする風潮があります。

「その人」の理解を進める面もあるのですが、

現状は、あまりに何でも「障害」とし過ぎです。

このままのペースで障害者が増えていくとどんな社会になるのでしょうか?

人口は減っている、なのに障害者は増えている。

しかも障がい者が増えているのは、実質的に増えているわけではなく、

これまでは受容していた人を排除するために障がい者のレッテルを貼っているものも一定数あるのです。

こんな社会で、果たしてインクルーシブな社会は実現できるのでしょうか?

学校現場でも働く場でも地域の中でも、個性を受容できる社会でなければインクルーシブな社会はできません。

すぐに「障害」に結びつける風潮、「過剰な福祉サービス」には待ったをかけるべきです。

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