ある福祉サービスの申請手続きで、市が受理をし、県が審査するというものがありました。
この福祉サービスの申請に対する審査庁は「県」で、決定権者も「県」になります。
市から県に申請書を送って、しばらくして、県から電話がありました。
「例外的なケースのため、国に問い合わせをしています。国から正式な回答を待って、審査結果をお伝えします」とのことでした。
もう一度言いますが、今回の件は、審査庁は「県」で、決定権者も「県」なのです。
例外的なものであっても、国に問い合わせず、県自身が法令の則って判断をすればいいだけの話です。
「判断できないから国に聞く」では、審査庁としての存在価値はありません。
自分の頭で考え、決定ができない審査庁など、今後真っ先に不要になるのでは?と心配にすらなってしまいます。