試験で「ヤマ張り」してもいい?!
各種試験を受ける際に、一般的に「ヤマ張り」はタブーとされています。
それは、ヤマが外れた時、大失敗するリスクがあるからです。
しかし、高い確率でヤマが当てれるとしたらどうでしょう?
「ヤマ張り」学習でも良い気がしてきます。
この点、オンライン資格試験サービス「資格スクエア」を運営している鬼頭氏は著書の中で、以下のように述べています。
私は合理的にテストに出る「ヤマ」を張っているだけで、「天才」「秀才」どころか、人よりも何かがすぐれているわけではありません。
私は「ヤマ」の分析手法だけで大きく下駄をはいて、これまでの試験に通過してきたと思っています。
頭のよさとは「ヤマを張る技術」のことである(鬼頭政人)中経出版
鬼頭氏は、この「ヤマ張り」学習で、東大、司法試験、TOEIC900点などを達成してきたとのことです。
「ヤマ張り」の仕方
具体的に「ヤマを張る」技術とは、どういったものなのでしょうか?
重要なのは、「ヤマを張る」ためには、「試験を知る」ことだと鬼頭氏はいいます。
最初の1、2週間は、ひたすら過去問を「読む」ことから始めます。
過去問を読むことと並行して、試験制度を分析していきます。
そして、どのように勉強していくか計画をしていくのです。
闇雲な勉強は時間の無駄に
このプロセスを踏むことで、試験への最短ルートでの学習が可能になるのです。
この「ヤマ張り」学習であれば、リスクはそれほど大きくありません。
むしろリターンは、とても大きなものがあります。
中々、すぐにこの「ヤマ張り」学習の技術を手にすることは難しいかもしれません。
しかし、知っておいた方が良い考え方です。
この学習法を知って学習するのと、知らずに闇雲に学習するのでは、
単位時間あたりの効果は、雲泥の差が出てきます。