できる社会人とできない社会人をわけるのは何なのでしょう?
誰でも学校や職場で、「あの人はできる人」「あの人はできない人」と感じることがあるはずです。
できる社会人の共通項を抜き出し、できる社会人になるために必要な施策をまとめます。
できる人に共通する特徴
ロジカルシンキングができる
ロジカル(論理的)に思考することができる人が「できる人」の特徴の一つです。
仕事に対する目的意識がはっきりしています。「何のために」「誰のために」この仕事をしているのか、する必要があるのかを考えています。
また、ロジカルシンキングができる「できる人」は説明が上手です。
なぜ、これに予算をつけるべきか?なぜ、今この業務をするべきなのか?など説明をわかりやすくし、説得力があります。
「できる人」に共通している特徴です。
主体的に考え、行動することができる
「できる人」は主体的に考え、行動することができます。
思考力と実行力が両立するのが「できる人」の特徴です。
逆に、仕事ができない人に共通するのが、「主体的に行動することができない」です。
何をするにも、上司からの指示待ちで、何をしていいかわからないのです。
作業員として雇われたバイトならそれでもいいかもしれませんが、できる社会人にはならないでしょう。
この仕事は何のためにしているのか?そもそもこの仕事は必要なのか?主体的に考え、それを行動にうつす能力がある人が「できる人」です。
最初は、その自分の思考が間違っていてもいいので、何はともあれ「自分で考え、行動する」ことが大事です。
100点を目指さない
これもとても大事な特徴です。
意外かもしれませんが、「できる人」は100点を目指しません。
なぜかというと仕事での100点というのは、とてもコスパが悪いからです。
勉強で考えてみます。
50点を60点にする努力と90点を100点にする努力では、どちらが大変でしょう?
後者の方が圧倒的に時間と労力がかかりますよね。
そもそも社会で100点なんか取れないし、取る必要もないので、100点を目指して、他に影響が出てしまえば、その方が問題です。
100点ははなから目指さないのが、「できる人」の特徴です。
甘え上手
「甘え」というのは、一見悪いことのように感じるかもしれません。
しかし、「できる人」はあえて隙や弱みを周囲に見せ、周囲に甘えます。
完璧な人間などいないことを理解しているので、人間味を周囲に見せておく方が組織で生きていくには、得なのです。
そして、自分の不完全さを周囲に補ってもらう「甘え方」がとても上手です。
「甘え上手は褒め上手」なのです。甘える時、例えば仕事をお願いする時も、相手を上手に褒めれば、嫌な気持ちは起こりません。
むしろ、「できる人」に頼られているというのは、頼まれた人にとって嬉しいことと言えるでしょう。
キャラクターを出す
「できる人」こそ、キャラクターが立ちます。
オリジナルな個性的な存在と言えるでしょう。
「できる人」はバリバリ仕事をこなすロボットみたいな人を想像する人もいるかもしれませんが、それは違います。
いい意味で個性的です。
その人ならではの結果を出すのも「できる人」ならではです。
できる人になるための施策
ここまでは、「できる人」の特徴を列挙してきました。
ここからは「できる人」になるためには、どうしたら良いのか、施策をまとめます。
できる人と関わる環境を作る
一番は、これにつきます。
人間は、環境次第でどうにでもなる生き物です。
「できる人」になるには「できる人」と一緒に働くのが一番早いのです。
では、できる人と一緒に働くにはどうしたら良いのかというところですが、以下の4つの方法があります。
・職場の中で一番「できる人」の隣の席にさせてもらう。
・「できる人」がいる職場に異動させてもらう。
・「できる人」が集まりそうな研修に参加する。
・「できる人」に意識して話しかけるようにする。
私自身の経験上、一番上の「できる人の隣の席にしてもらう」は非常にオススメです。
私自身、一番自分の成長が実感できたのが、これです。
席が隣だと、多くの時間を共有するので、仕事だけでなく、物事の考え方やキャラクターなども見えてきます。
「できる人」は、プライベート含め、学ぶべきことがたくさんあるので、隣の席でそういった環境を作るのは、とても効果的な方法ということができます。
物事の大きな視点を持つ
できる人には歴史を学んでいる人が数多くいます。
また、自分の専門分野に固執せずに、多くの学問を学ぶことのできる人もできる人の特徴です。
専門家であることにおごり、専門知識を深めるばかりでは、できる人とは言えません。
社会や世界は多くの人やモノで成り立っています。
「できる人」は、その事に興味を持ち、少しでも理解しようとしています。
大きな視点を持つためにオススメするのは、以下の4つの方法です。
・自分の時間を持つようにする。(早起きなど)
・何事にも興味を持つ。
・外部との接点を意識して作る。
・週末、自然と接する。
・飲み会の参加は、最低限にする。
早起きして、自分の時間を確保することは、とても有効な方法です。
私自身は、平均すると朝4時に起床し、ブログを書いたり、本を読んだりして過ごしています。
日中は、平日は仕事、週末は家族サービスと休まることがあまりないので、朝の時間を大切にしています。
朝の時間は、自分が最も成長するとても貴重な時間です。
三文どころ特ではありません。人によっては、三億の得という人もいるぐらいです。
まとめ
ここまでは、「できる人」の特徴と「できる人」になるための施策を示しました。
最後に、上記のように言ってきたものの、「できる人」というのは「相対的なもの」になります。
組織や外部との関係性の中で「できる人」「できない人」が分かれてきます。
また、「できる人」「できない人」という評価基準もまちまちです。
絶対的な評価基準がないのが常です。
「できる人」になりたいと思って、すぐになれるものでもありません。
「できる人」になるのを目標とするのではなく、あくまで自己実現の手段として「できる人」になることをオススメします。