いざ、これから公務員を目指そうと思っている人の中には、
- 予備校に通うべき?
- 独学で勝負できる?
と迷っている人もいるかと思います。
そんな迷える人に、本記事では、
・独学は可能?→可能です!
・コスパの良い勉強法
・役所が求める人材
について、解説していきたいと思います。
独学合格はできる!
独学で受験勉強を進めるのも、予備校を活用して受験勉強を進めるのも、いずれもメリット・デメリットがあります。
最近では、予備校にも
- リアル予備校(従来通り、実際に通うスタイル)
- オンライン予備校
があります。
なので、「独学」「オンライン予備校」「リアル予備校」に分けて、メリット・デメリットを整理していきます。
その前に、それぞれの費用について、ざっくりお示しします。
独学 | オンライン予備校 | リアル予備校 | |
費用 | 数千円〜数万円 | 約10万円 | 約30万円 |
内訳 | 過去問、テキスト代 | 受講料 | 受講料 |
これらを踏まえて、進めていきます。
独学のメリット・デメリット
メリット
- 費用が安い
- 人間関係のストレスがない
- 自分で計画できる
デメリット
- 情報収集が不安
- 継続するための環境づくりに工夫が必要
- 自分で計画しなければならない
情報収集の面などで不安が残りますが、独学合格自体はデメリットが克服できれば可能です。
オンライン予備校のメリット・デメリット
メリット
- 費用が比較的安い
- 情報収集が容易かつ安心
- 人間関係のストレスがない
- ある程度の計画がある
デメリット
- 継続には工夫が必要
- 受講環境(パソコン・スマホなど)を整える必要がある
今の自分であれば、独学に近い形での「オンライン予備校」の活用をすることになると思います。
やはり、受験生として「人間関係のストレス」など不要なものは極力排除しながら、情報収集への不安はなくしていきたいため、一定の金額を払えば済む「オンライン予備校」の活用がベターな選択と感じます。
リアル予備校のメリット・デメリット
メリット
- リアルな情報収集ができる
- 知り合い・仲間ができる
- 強制的に継続する環境が手に入る
デメリット
- 費用が高い
- 無駄な人間関係も多い
- 時間の拘束がある
- 自分で思うように計画できない
正直、自分自身はデメリットが多く感じるところではあります。
しかし、継続に自信がない人や仲間・知り合いをつくりたい人にとっては「リアル予備校」が良いと思います。
リアル予備校に通った実体験
・・・とは言え、何を隠そう僕自身は公務員予備校に通いました。
大学卒業後、1年間就職浪人をする際に、全く人との関わりなく試験勉強をすることに耐えられず、公務員予備校に通うことにしました。
最もベーシックなプランにしましたが、年間30万円ほどかかったと記憶しています。
予備校の自習室を使い勉強をしましたが、正直、授業はあまり出ることはありませんでした。
予備校では、前述のとおり多浪生がとても多く、そのコミュニティに入っていけなかったからです。
予備校に通うことで、逆にストレスを感じる日々が続きました。
「面接の練習」なるものもありましたが、正直、役に立ちませんでした。
多浪生からのアドバイスも上から目線のものばかりで、今考えると的を射ていないものばかりでした。
公務員予備校では、パターン化された「答え」が教えられ、自治体が求める人物像とは、かけ離れていました。
役所は予備校っぽさを求めていない
勉強法と実体験について述べてきましたが、なぜリアル予備校をあまりおすすめできないかという話です。
実際に採用に関わった経験からいうと、役所で求められるのは、「自分で調べ、考え、意見をはっきりと言える人材」です。
採用担当者の間では、「さっきの受験生の面接は、予備校で教わったっぽいね」という会話が多くあります。
・・・そうなんです。予備校っぽさは、時にマイナスだったりするのです。。
合格するときは、予備校に通う通わないは関係なく、受験生自身が役所とうまくマッチングできた時になります(特に面接試験については)。
プラスになるわけでもないのに、気休めに何十万円も払うのは馬鹿らしいですよね。
予備校に通う時間があれば、地域社会と接点を持つようにボランティアをしてみたり、バイトをしたりして経験を積むほうが有意義かと思います。
そこでの経験が面接試験で活きてくることもよくあります。
試験対策は?
冒頭の話をまとめると
・独学は可能?→可能です!→継続・情報収集ができれば、独学すべし!
・コスパの良い勉強法→オンライン予備校の活用はあり!
・役所が求める人材→役所によりけり→社会経験はプラス
となります。
試験対策としては、普通の人は、「オンライン予備校の活用」がおすすめです。
コスパよく、合格を目指すことができるはずです。