抗告訴訟とは?
抗告訴訟とは?
抗告訴訟とは、行政庁の公権力の行使に関する不服の訴訟のことです。
もう少し詳しくいえば、行政庁の公権力の行使に関わる作為又は不作為によって、権利・利益を侵害された者が、その作為や不作為の適否について争う訴訟のことになります。
行訴法3条に規定があります。
行政事件訴訟法第3条(抗告訴訟) この法律において「抗告訴訟」とは、行政庁の公権力の行使に関する不服の訴訟をいう。 2〜7(略) |
抗告訴訟の分類は以下のとおりです。
- 取消訴訟(例:都市計画法上の用途地域指定の取消)
- 無効等確認訴訟(例:ごみ焼却場設置行為の無効確認)
- 不作為の違法確認訴訟(例:免許申請後、いつまでも応答のない場合の不作為の違法確認)
- 義務付け訴訟(例:生活保護処分の義務付け)
- 差止訴訟(例:違法建築物の除却命令の差止)
- 無名抗告訴訟(法定外抗告訴訟)(例:国歌斉唱の職務命令に基づく公的義務の不存在確認)