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占有改定をわかりやすく解説

占有改定とは?

占有権の移転方法のひとつです。

自己の占有物を、相手方のために占有する意思表示をすることで、占有権が移転します。

具体的には、Aが時計を占有している場合、Aが時計の占有を継続しながら、今後はBのために時計を占有することを意思表示することなどがあげられます。

「今後はBのために時計を占有することを意思表示」することで、物理的な物の移動はないが、占有改定により、時計の占有権はAからBに移ることになります。

占有改定のポイントとしては、以下のとおりです。

  • 意思表示による
  • 物理的な移動はない
  • あくまで「占有権」の移転

参考条文

民法第百八十三条(占有改定)
代理人が自己の占有物を以後本人のために占有する意思を表示したときは、本人は、これによって占有権を取得する。

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