コラム

面接試験で差がつく公務員試験突破のポイント

公務員試験を突破する最大のポイントは面接試験にあります。

一次試験の筆記試験ではもちろん差はつきますし、コネや口利きがほぼなくなっている昨今では、その一次試験の差がそのまま最終の結果に反映されることも少なからずあります。

しかし、最大の山場は「面接試験」にあります。

逆に、一次試験でギリギリ通過をした人であっても、面接試験で、「この人と働きたい」と思わせれば十分に逆転は可能です。

公務員試験を突破し、新採用で人事に配属後、約1000人の受験生を見てきた僕が、予備校では教えてくれない公務員試験最大の山場「面接試験」突破のポイントについて解説します。

「面接官が何者か」を知ると差がつく

まず、「面接官が何者か」知っておくことが重要です。

これについて、教えてくれる予備校はほとんどありませんし、実際、僕も予備校に通っていましたが、こんなことは全く教えてもらえませんでした。

予備校では、一問一答的なテクニックばかり教えてもらい、今思い返すと全く役に立たない知識ばかりでした。

受験生時代の僕のように、多くの受験生は①「誰に」面接をされ、②「なぜ」そのような質問を受け、③「どのようにして」点数をつけられているのか知りません。

これらを知っておくだけでも、他の受験生と差をつけることが可能です。

自己分析と同じぐらい大切な相手分析

就職試験では自己分析が大事ということをよく耳にすると思います。

自己分析はとても大事で、自分と向き合うことで見えてくるものは多くありますし、いざ就職するとなると自分と「合った」職種なり、職場でないと長続きしません。

せっかくの手間暇かけた就職活動なので、事前の自己分析という作業はとても大切にするべきと思います。

同時に自己分析と同じぐらい大事であるにも関わらず、あまり大事にされていないのが、「敵」の分析です。

その「敵」というのが「面接官」です。「彼を知り、己を知らば百選殆からず」との故事にあるように、敵の現状や実力を知って、自分自身のことをわきまえて戦えば、何度戦っても勝つことができます。

ここではまず「敵」は誰なのか、どういった人なのかについて解説していきます。

①面接官は誰?

面接試験のポイント

①面接試験の面接官はどんな人?

面接試験の面接官は、多くの場合「自治体の人事担当部局の人」です。

具体的には、

「市長、副市長、総務部長、総務課長(人事課があれば人事課長)、人事係長」

といったメンバーになります。

最終面接には「市長や副市長」が同席する自治体もいくらかあります。

実際に私が受験した自治体で市長が面接に出てきた自治体もありました。

しかし、特別職である「市長や副市長」ではなく、役人のトップである「総務部長」をはじめ、「総務課長、人事係長」といったメンバーで面接官を構成する自治体が多いようです。

なので、まずオススメの試験対策としては、

受験する自治体のHPで、市長、副市長、総務部長などの顔を確認する、ということです。

HPを見ると、総務部長ぐらいまではすぐに顔を確認することができます。

イベント挨拶や表敬訪問の対応などで、記念撮影している写真などがあるはずです。

顔を確認して、面接時に、誰と話をしているか、知っておくことは面接試験を受ける上で有利に働きます。

面接官の素性は?

では、この「総務部長」「総務課長」「人事係長」とはどういった人なのか?

「総務部長」は私たちのように、一般行政職で採用された職員の中で最終的に一番出世した人になります。

簡単に言うと「仕事がとてもできる」と周囲に思われている人になります。

とても偉い人と言ってもいいかと思います。

一般行政職の中では一番給料の高い人になります。

「総務課長」は実際の職員採用の担当課の一番偉い人です。

「人事係長」は実際の職員採用の事務担当の総括になります。

「総務課長」や「人事係長」というのは誰でもなれるものではなく、彼らは出世コースに乗っている将来の「総務部長」候補です。

そういった人を相手に面接をするということは頭に入れておいたほうがいいです。

面接を「する」・自治体を「選ぶ」

面接試験というのは「面接官が受験生を審査する」という面が大きいですが、その一方で「受験生も面接官(面接官を含む当該自治体組織)を審査する」という面もあります。

仮に合格したとしてもこんな職場やこんな人たちと一緒に働きたくないと思えば、辞退することだって可能です。

なので、「審査してやる」ぐらいの気持ちで面接に臨んだらいいと思います。

それぐらいの気持ちで自信をもって、面接に向かうのが精神的にいいはずです。

とうのも、面接官たちはその組織の中のエリート達です。

そのエリート達が嫌な人だったら、その組織は合わないでしょう。

あなたにとって嫌な人が評価される組織だから、仮に合格しても、組織の中で嫌な思いをする可能性は高くなります。

それであれば、他にも職員募集がある魅力的な自治体は多くありますので、そちらに志望を変えるほうが賢明です。

②「なぜ」そのような質問をするのか?

次に、面接試験時の質問についてです。

質問については、

  • 事前に準備された質問
  • その場で思いついた質問

の2種類があります。

事前に準備された質問は、予備校でも教えてくれる

  • 志望動機について
  • あなたの長所と短所は?
  • どんな仕事をしてみたいか?

などです。

これに対して、受験生は答えを準備して試験にのぞむことになります。

ここで一つ注意しておきたいのが、

なるべく自分を出して、自分の言葉で答える

ことです。

面接官が知りたいのは、「この人はどういう人なのか?」というところで、ロボットのように一問一答する受験生を見たいわけではありません。

準備はもちろん大事ですが、丸暗記をしないように、あくまで自分の言葉で答えるということが大切です。

その場で思いついた質問については、特に面接官の中でも偉い人(中央に座っている人)が、その場で気になったことについてするものが多いです。

  • 学生時代何をしてたの?
  • それってどういうこと?

と言った感じで興味関心事をどんどん聞いてくることがあります。

その時の注意点としては、緊張で頭が真っ白になったとしても、

  • 丁寧に一つ一つ自分の言葉で答える
  • 質問がわからなければ、聞き返す

ことが大切です。

丁寧に真摯な対応を心がけていれば、質問に対してきちんと答えられなくても、

「この人は、丁寧な住民サービスができるな」

という印象を与えます。

そう思わせれば、こっちのものです。

ここのタイトルにあるように「なぜそのような質問をするのか?」という問いに対しては、面接官は「受験生の人柄を見たい」ということが答えになります。

面接官であっても緊張し過ぎず、一つ一つ丁寧・真摯な対応をすれば、それは結果として高評価につながります。

③どうやって点数がつくのか?

やはりどうしてもに気になるのが、「どのようにして点数がつくのか」です。

これは面接官5人いれば5人の合計点で決まります。

各評価項目(表現力、積極性、協調性、身だしなみ、・・・など)ごとに点数をつけ、合計点が出されます。

面接官は市長だろうが、人事係長だろうが同じ点数配分で合計点で決まります。

市長だからと言って、持ち点が高いということはありません。

なので、ここでは「偉い人ばかり気にし過ぎてはいけない」ということがポイントとして挙げられます。

面接時に、どうしても中央にいる偉い人に目が行きがちですが、端にいる人にも同じだけ点数配分があります。

なので、末端にいる面接官に対しても「目を合わせる」「目を見て話を聞く」などの配慮が必要です。

偉い人ばかり気にして、周囲に全く配慮のない人は、「上ばかり見ている性格の悪いヤツだ」という印象を与えてしまいかねません。

面接官、なんなら担当の事務の人にも配慮できるような立ち振る舞いを心がけましょう。

まとめ

面接試験の面接官は、

  • 「総務部長」「総務課長(人事課長)」「人事係長」が主である
  • 「総務部長」「総務課長(人事課長)」「人事係長」 はその自治体のエリート

ポイントとしては、

  • 受験する自治体のHPで、市長、副市長、総務部長などの顔を確認する
  • なるべく自分を出して、自分の言葉で答える
  • 面接官は「受験生の人柄を見たい」
  • 面接官であっても緊張し過ぎず、一つ一つ丁寧・真摯な対応をすれば、結果として高評価につながる
  • 末端にいる面接官に対しても「目を合わせる」「目を見て話を聞く」などの配慮が必要です。
  • 面接官、なんなら担当の事務の人にも配慮できるような立ち振る舞いを心がけましょう。

などが挙げられます。

こう言ったことは、役所の中に入ってみなければわからず、その経験のない予備校の人はわかりません。

ぜひ、本記事を何度か読み返し、この記事の内容を自分のものにして面接にのぞんでください。

きっと他の受験生と差がつくことと思います。

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