
公務員予備校はコスパが悪い
公務員を希望される方の多くは公務員予備校に通われます。
しかし、結論から言えば公務員予備校に通う必要はありません。
予備校に行く行かないと合否は関係がありません。
予備校には、公務員試験の多浪生がとても多いです。
予備校で実施される筆記試験、面接試験対策も自治体によって違うはずですが、同じような練習ばかりです。
正直気休めにしかなりません。
そんな予備校に何十万円ものお金を払うのですから、費用対効果はとても低いと感じます。
予備校に通う理由はいくつか考えられますが、情報不足や所属のない不安から予備校通いを始める人が一定数いるように思います。
情報不足はネット環境があれば補うことができますし、所属はなくても問題ありません。
実際、自治体の採用担当者は、公務員予備校に通っているような人材は求めていません。
むしろ、明らかに予備校に通っているような問答になったり、立ち振舞いが見て取れた場合はマイナスに働きます。
公務員予備校に通った実体験

・・・とは言え、何を隠そう僕自身は公務員予備校に通いました。
大学卒業後、1年間就職浪人をする際に、全く人との関わりなく試験勉強をすることに耐えられず、公務員予備校に通うことにしました。
最もベーシックなプランにしましたが、年間30万円ほどかかったと記憶しています。
予備校の自習室を使い勉強をしましたが、正直、授業はあまり出ることはありませんでした。
予備校では、前述のとおり多浪生がとても多く、そのコミュニティに入っていけなかったからです。
予備校に通うことで、逆にストレスを感じる日々が続きました。
「面接の練習」なるものもありましたが、正直、役に立ちませんでした。
多浪生からのアドバイスも上から目線のものばかりで、今考えると的を射ていないものばかりでした。
公務員予備校では、パターン化された「答え」が教えられ、自治体が求める人物像とは、かけ離れていました。
求められる人材とは?
実際の自治体で求められるのは、「自分で調べ、考え、意見をはっきりと言える人材」です。
採用担当者の間では、「さっきの受験生の面接は、予備校で教わったっぽいね」という会話が多くあります。
合格するときは、予備校に通う通わないは関係なく、受験生自身が自治体とうまくマッチングできたのだと思います。
気休めに何十万円も払うのは馬鹿らしいですよね。
予備校に通う時間があれば、地域社会と接点を持つようにボランティアをしてみたり、バイトをしたりして経験を積むほうが有意義かと思います。
そこでの経験が面接試験で活きてくることもよくあります。
試験対策は?

とは言え、全く予備校的なものを否定すると日々の不安は募るばかりです。
今の自分ならどうするか考えるとおそらく、コスパの良さから「通信講座」を受講するでしょう。
信頼のできる「通信講座」を受講し、カフェなどで勉強しながら、アルバイトなどをすると思います。
例えば、大手通信講座「アガルート」の市役所コースは、10万円を切りますし、さらには合格後の返金制度も用意されています。
それでいて、講師は全国レベルの講義をしてくれるので、非常にコスパが高いです。
その時その時の流行りにも対応していますので、独学の不安感も薄まります。
これから独学で公務員試験を目指そうという人には、おすすめの勉強法です。
