見せ金とは?
見せ金とは、株式会社設立時に、発起人などが出資する際、
払込取扱機関に支払う金銭について、別の金融機関から借入、払込を行い、
会社成立後に、金銭を引き出し、返済することです。
見せ金にあたる場合は、払込は無効と解されます。
理由としては、会社にとっての実質的な財産の確保になっておらず、
全体として見ると、個々の行為は仮想払込みのための一部に過ぎないからです。
個々の行為としては、適法なため、見せ金か否かの判断は難しく、
以下の点を基準に判断するべきとされています。
- 借入金を返済するまでの期間の長短
- 会社資金としての運用の事実
- 借入金の返済と会社の資金関係に及ぼす影響