「公務員もシェアされるべき!?これからの公務員について考える。」 では、これからの公務員人事について記しました。
「公務員をシェアする」というと奇妙な言い方に感じる方も多いかもしれません。
実際、公務員を主体として考えると、ずいぶん失礼な言い方だと思います。
ただ、前述の記事では、これからの時代境界が持つ役割は次第に薄れていくと書きました。
境界に過度にとらわれると時代についていけなくなるようにも思います。
どの自治体も同じような採用試験をし、似たよな人材を採用している状況を考えれば、行政全体として大きな無駄が生じています。
中にはユニークな採用試験を実施する自治体もあるようですが、その採用試験にどれほどの意味があるのか不透明です。
そうであれば、ある程度のエリア(例えば、九州地区など)の人材バンクが一括の公務員採用試験を実施し、その後の行先は役所と本人のマッチングを実施するという方が、無駄はかなり削減されるのではないでしょうか。
人材バンクに一定数採用され、後は簡単なマッチングを自治体と採用予定者の間で行う。
これで、公務員の数の抑制ができ、無駄な事務を大幅に削減することができるのではないでしょうか。
災害がどこかで起きたときなんかは、その人材バンクを通して、被災自治体に派遣することだって可能です。
必要な場所に必要とされる人員を配置することができるはずです。