名護市の概要
場所:沖縄本島北部
人口:約64,000人 (R3.8現在)
面積:210.90㎢
交通:那覇空港から沖縄自動車道を利用し、車又はバスで約1時間30分
名護市の財政状況
【資産の部】 2153億円 | 【負債の部】 299億円 【純資産】 1854億円 |
自治体の財政状況を正確に掴むためには、バランスシートを見る必要があります。
バランスシートで見ると、それほど悪い財政状況ではありません。
単年度の会計で見るとどうでしょうか。
令和2年度の経常収支比率は92.6と良い数値ではありませんが、悪過ぎるということもありません。
人件費率10.9%は多くの自治体に比べると低く、経営努力をしているものと捉えることができるでしょう。
扶助費率は27.4%とやや高めではありますが、主要産業が観光業という沖縄にあっては、比較的低めに抑えることができていると言うことができるかもしれません。
扶助費と産業構造には相関関係がある可能性が指摘されているため、上記の評価とさせていただきました。
名護市の特徴
名護市はキャンプ・シュワブをはじめ、米軍基地が面積の約10%を占めています。
沖縄の一大観光地、美ら海水族館に行く際には、必ず名護市を通ることになります。
通り道に位置する道の駅許田は、許田ICから接続も良く、道の駅としても非常に魅力的で、観光客からの支持も得ています。
道の駅許田の駅長は、とても若く、非常に前向きで熱心な好青年で、彼のファンも数多くいるようです。
産業としては、やはり沖縄の特徴と同じく観光産業が主要ということができるでしょう。
観光産業が、一次産業である農林水産業を牽引するという構造になっています。