ADHDとは?
ADHDとは、「不注意」と「多動・衝動性」を特性とする発達障害です。
よく発達障害と区別がつかなくなることがありますが、発達障害の中にADHDが含まれます。
発達障害は、ADHDの他にも、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、などがあります。
ちなみに、発達障害は脳の一部の機能に障害がある「特性」で病気とは異なります。
解説
具体的には、「忘れ物が多い」(不注意)や「じっと座っていられない」(多動性)、「思い通りにならないとすぐに怒る」(衝動性)などです。
人間誰しも、忘れ物をすることやじっとできないことはあります。
ただ、それがあまりに度が過ぎる場合は、ADHDを疑って見た方が良いかもしれません。
ADHDは脳の一部の機能に障害がある特性なので、そのことを周囲が理解する必要があります。
周囲が理解することで、そのADHDの人への対応の仕方も考えることができます。
「忘れ物が多い」人にはメモを書いて渡したり、「じっと座っていられない」人には一定の時間がくれば体を動かせたり、特性を理解していれば個別対応することも可能になります。
また、子どもの5%前後がADHDと言われています。
20人に1人はいる計算ですから、確率的にはクラスに1人いることになります。
身近なところにいるのがADHDです。
ちなみにADHDの傾向として、男性が女性より数倍多いとのことです。