行政

総計予算主義をわかりやすく解説

総計予算主義とは?

一会計年度の収入と支出は、全て予算にあげなければならない、というものです。

解説

自治体では、予算がとても重要になります。

予算が取れれば、決算は予算ほど重要視されません。

その点、民間は違います。

予算よりも決算が重要です。

いくら売り上げて、どれだけ利益が出たかが重要なのです。

事業をする時は、全て予算であげて、予定外のことは、議会が開かれるまで待って、・・・というチンタラしたスピード感の原因が「総計予算主義」にあるとも言えます。

そして、決算が重要視されないことで、「赤字経営」であっても、大きな問題にならず、延々と無駄な事業は継続していくという問題もあります。

当然、「総計予算主義」によって、行政を議会が統率するという面もあるのですが、実際には地方議会はほとんど機能していません。(例えば、予算は原案通り可決されるのがほとんどです。)

議会がきちんと機能していれば問題もないのでしょうが、・・・持続性のある地域を目指した地方自治を考えるとこの「総計予算主義」もこのままでいいのか、とても疑問が残ります。

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