できる人はケースワーカー
これまで出会った行政マンの中で数は少ないですが、尊敬する行政マンがいます。
その人は、霞が関から出向で、我が街にやってきました。
彼は、霞が関のエリートには珍しく現場をめちゃくちゃ大事にしていました。
そして、現場での課題発見能力、課題からの政策立案能力がとても高いのです。
デスクワーカーかケースワーカーかでいえば、完全にケースワーカーでした。
現場を知らない政策決定部局
そんな彼の姿は、地方自治体の職員の鏡です。
地方自治体の職員の強みは「現場がすぐそこにある」ことです。
にも関わらず、特に政策的な部署に所属する職員は、朝から晩まで庁内でパソコンにかじりついている人が多くいます。
現場を知り、知り尽くさないと地方自治体の職員の存在価値はないにも関わらず・・・。
ケースワーカーであれ!
私の尊敬するエリート官僚は、数年我が街で働き、霞が関に戻っていきました。
彼の例からわかったのは、本当にできる職員は「デスクワーカーではなく、ケースワーカーである」ことです。
周囲の目を気にして、デスクにへばりついて、意味がなかったり、効果の薄い数字を追っかける必要性はありません。
彼のようなケースワーカーこそが、現場を動かしつつ、政策的にも新手を打つことができる、今の行政職場に必要とされている人材です。
彼のようなケースワーカー目指して、頑張りたいですね。