伊藤忠商事が掲げる商いの三原則、「かけふ」とは、「稼ぐ・削る・防ぐ」を意味しています。
- 稼ぐは商人の本能
- 削るは商人の基本
- 防ぐは商人の肝
3つが支え合って成立するものとしています。
稼ぐの「か」
よく稼ぐ商人に必要なものは「勘」という説もあるそうです。
商いは、相手を瞬時に見抜く目にかかっており、常に本能を研ぎすませ、コツコツとした積み重ねの先にある勘は大事にするべきだと言います。
削るの「け」
削るのは商いの基本になります。
「余計な支出」「無駄な会議」「不要な接待」「多すぎる残業」
と列挙されているものはどれも全力で頷きたくなるものばかりです。
「無駄」「余計」「不要」・・・どんどん削りましょう。
防ぐの「ふ」
防ぐは、稼ぐ・削るより難しく、最重要となります。
1億を稼ぐより、まずは1億の損を防ぐ、防ぐと稼ぐは表裏一体と言います。
防御こそ最大の攻撃・・・とのことです。