以前、当ブログにて会計年度任用職員の制度について、解説をしました。
今回は「会計年度任用職員あるある」についてご紹介していきたいと思います。
あくまで「あるある」であり、すべてに当てはまるわけではありませんので、ご了承いただいた上で読み進んでいただけると幸いです。
それではいきましょう。
vol1. 最前線に配置されがち
会計年度任用職員は、住民課、税務課、福祉課、国民健康保険課など住民サービスの最前線に配置されがちといえます。
直接、住民対応をする役所でも最も重要と考えられる(少なくとも筆者は考える)部署に、配置されるのが現状として多くあります。
それに引きかえ、正職員は最前線から一歩、二歩後退した企画、総務などの部署に配置されるケースが多々あります。
最も重要であるはずの住民対応する部署の最前線は、せめて若手でもいいので正職員にすべきではないでしょうか?
vol2. 職員より詳しい
会計年度職員は異動があまりないため、業務にとても詳しくなる傾向があります。
2、3年で異動がある正職員に比べ、この道10年なんて会計年度職員もちらほらいらっしゃいます。
担当業務の専門性では当然、正職員もかないません。
そして、正職員も立場が弱くなったり、会計年度任用職員の方が強くなったり・・・というあるあるです。
vol3. 処遇改善されていない
会計年度任用職員の制度導入の趣旨としては従来の臨時・非常勤職員の給与等労働条件についての処遇改善がありました。
ところが、実際には「わずかに改善」したのみで、根本的な改善をした自治体はほとんどありません。(改善していない自治体も多々あります。)
vol4. 職場によって差が激しい
会計年度任用職員は、同じ給料でありながら、業務がハードである職場と比較的ゆるやかな職場と差が激しいです。
かたや最前線で住民のクレーム対応から休む暇もなく事務処理を行うなど精神的にも肉体的にもキツい仕事をする会計年度任用職員がいる一方で、郵便・書類整理・お茶くみしかすることがなく、定時をおしゃべりをしながら待っている会計年度任用職員も存在します。
職場ガチャとでもいいましょうか・・・。
vol5.昨日の上司が今日の部下
会計年度任用職員の中には、役所を退職したOB・OGがいることもあります。
最近では、定年退職した後に再任用職員として働く人も多いですが、再任用職員では正職員並みの業務が割り当てられるため、あえて会計年度任用職員を希望する人がいるのです。
3月31日まで部長だった人が、4月1日になって、いきなり一番下っ端の座る席へ・・・ということもしばしば。
本人がどう考えているのかは定かではありませんが、周囲はやりにくいことこの上ありません。
「昨日の上司が今日の部下」
これも会計年度任用職員あるあると言っていいでしょう。
最後に
いかかだったでしょうか。
「わかるわかる」というものもあれば、「ん?」というものもあったかもしれません。
あなたの役所の「会計年度任用職員あるある」が他にもあれば、問合せフォームからでも結構ですので、教えていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。