バランスシートとは?
バランスシートとは、貸借対照表のことで、
ある時点における団体の資産、負債、純資産の状況を表す決算書を指します。
複式簿記、発生主義により作成されます。
自治体の会計は、ほとんどが単式簿記、現金主義であり、
単年度の現金のやり取りしか把握できず、
全体としての資産や負債がわかりにくいという問題点があります。
その点、企業の会計は、複式簿記、発生主義から作成されるバランスシートを用いているため、
資産や負債が一目で把握できます。
地方公会計制度により、地方公共団体においてもバランスシートを作ることとされていますが、
作ったのみで、活用できていない団体も多く、その原因は、
「単式簿記、現金主義の思考」から変われていないことにあります。
バランスシート(貸借対照表)
資産 事業用資産 (庁舎、学校などの公の施設等) インフラ資産 (道路、河川等ネットワーク形成資産) 物品 基金 出資金 貸付金 未収金 | 負債(将来世代の負担:借金等の債務) 地方債 退職手当引当金 賞与等引当金 など 純資産(過去・現世代の負担:住民からの税金等) |