書店には「集客する力」がある!
大学時代から日々、書店に通い、人生の多くの時間を書店で過ごしてきた身として、書店の行く末が非常に気になっています。
本離れが進み、閉店する店舗も数多いと聞きます。
・・・しかし、書店には可能性があるのでは?
まだまだ売上が伸びる余地は残っているはず!
というのも、書店には「集客する力」があるからです。
ただ、せっかくの「集客する力」を活かせていない書店が多いのも事実です。
儲からないのは、「人を追い返す」から
書店には、書店特有の魅力、雰囲気があります。
書店には、多くの知が集まり、また鮮度の高い新鮮な本が新陳代謝激しく、陳列しています。
いつ足を運んでも、多くの刺激があり、新たな発見がない日はありません。
そんな書店ファンというのは、多いはずです。
・・・しかしながら、書店は立ち読み客を好まず、立ち読み客を見つけると心にもない「いらっしゃいませ」を言ったり、急に掃除を始めたり、中には冷房の設定温度を上げたり、暖房の設定温度を下げたりして、不快な環境を作り出しています。
これではどんな本好きも足が遠のきます。
よって、書店から客が減り、売上が減っていくのです。
売上は「 客数 × 客単価」で決まる!
目の前の客一人を見ている書店員は前述のような対応を取ります。
そもそも売上は「 客数 × 客単価」で決まります。
客単価は操作性が低いため、書店が狙うのは「客数」であるべきです。
とにかく、どんな立ち読み客でも何十回も訪れれば一冊ぐらい買います。
これは「立ち読みのプロ」でもある自分自身の体験にもよるものです。
書店はそこに本があるだけで、せっかく魅力的な空間になっているので、あとはただ、「人に来てもらおう」とするだけで、確実に売上は伸びるはずです。
どれだけ立ち読みされてもいいのです。
今日の立ち読み客や明日の購入客でもあるのです。
とにかく「客数」を増やす努力をすれば、これほど集客できる空間というのは、なかなかないと思います。
ぜひ、書店は「客数」を増やす努力をしてみてください。
書店の未来のためにもよろしくお願いします。