-
「墓地埋葬通達の処分性(最高裁昭和43.12.24)」をわかりやすく解説
2022/7/12
事件の概要 厚生省は、都道府県あてに 「墓地の管理者は、埋葬の請求する者が他の宗教団体の信者であることを理由に、その請求を拒むことはできない」 との趣旨の通達を発した。 信者のみを埋葬してきたX寺院は ...
-
「買主の使用利益返還義務(最高裁昭和51.2.13)」をわかりやすく解説。
2020/12/12
事件の概要 AはBに対し、自動車を所有権留保特約付で販売。 Bは、その自動車をYに売却。YはXに売却した。 その後、Aは、留保していた所有権に基づいて、仮処分決定を得た。 Aは、Xの手元にあった自動車 ...
-
刑事訴訟法第256条をわかりやすく解説〜公訴の提起〜
2020/12/11
条文 第二百五十六条 公訴の提起は、起訴状を提出してこれをしなければならない。 ② 起訴状には、左の事項を記載しなければならない。 一 被告人の氏名その他被告人を特定するに足りる事項 二 公訴事実 ...
-
答弁書をわかりやすく解説
2020/12/10
答弁書とは? 民事訴訟、刑事訴訟、行政審判のそれぞれで、答弁書の意味合いが変わってきます。 民事訴訟では、被告側の最初の準備書面のことをいいます。 刑事訴訟では、控訴、上告された側が裁判所に提出する書 ...
-
制限付自白をわかりやすく解説
2020/12/10
制限付自白とは? 民事訴訟で、相手方が主張する事実を認めることと同時に、自身が証明しなければならない事実を付け足し、述べることを言います。 具体的には、金銭の受渡しが問題となった場合に、「金を借りたが ...
-
共謀共同正犯をわかりやすく解説
2020/12/9
共謀共同正犯とは? 犯罪の実行行為をしていなくても、自己の犯罪として関与をしていた者には、共同正犯として責任を負わせる考え方のことです。 具体的には、支配関係にある上司が部下に対して、犯罪を指示し、実 ...
-
共同正犯をわかりやすく解説
2020/12/9
共同正犯とは? 複数の者が、共同で行う意思をもって、犯罪を実行することです。 関与した全員が正犯として処罰されます。 関連条文 刑法第六十条(共同正犯) 二人以上共同して犯罪を実行した者は、すべて正犯 ...
-
「成田新法事件(最高裁平成4.7.1)」をわかりやすく解説。
2020/12/9
事件の概要 昭和53年、成田空港開港直前、過激派が管制塔内に乱入。開港が延期された。 この事件をきっかけに、成田新法(新東京国際空港の安全確保に関する緊急措置法)が制定された。 空港反対派のXらは、規 ...
-
「窃盗罪に該当する場合(最高裁平成16.8.25)」をわかりやすく解説。
2020/12/9
事件の概要 A女が公園のベンチにポシェットを忘れて、その場から離れた。 Yは、A女が公園から27m離れた歩道橋の踊り場に達したのを見届けて、ポシェットを盗り、公衆便所に駆け込んだ。 A女は、ポシェット ...
-
「複数契約取引の解除(最高裁平成8.11.12)」をわかりやすく解説。
2020/12/9
事件の概要 Xは、Y社からリゾートマンションを購入した。 同時に、Y社運営のスポーツクラブ会員権を購入した。 スポーツクラブの屋内プールの完成が遅延。 Xは、クラブ会員権契約を解除。 同時に、マンショ ...