多くの自治体で数年前の「まちひとしごと」の流れで、長期的なビジョンを作っています。
長期的なビジョンを作っているのですが、あれもこれも詰め込み過ぎて、幕の内弁当状態です。
幕の内弁当ならまだいい方ですが、幕の内弁当にもならないネコまんまも多くあります。
その一つにタイトルにある「コンパクトシティなのか?過疎地への移住なのか?」問題があります。
コンパクトシティとは、都市機能を集約させ、コンパクトなまちづくりをし、持続するまちを作ろうというものです。
過疎地への移住策は、過疎化高齢化の進む中山間地域へ若者を移住させ、地域を持続させようとする取り組みです。
これを両方盛り込んでいるから、自治体がどこを目指しているのかよくわかりません。
どっちを目指すのかはっきりして欲しいです。
なぜ、このような計画が出来上がるかと言えば、自治体は住民みんなにいい顔がしたいからに他ありません。
公平・公正の名の下、何の役にも立たない計画が出来上がるのです。
そこを首長が政治判断できれば、まだ良いのですが、行政官僚出身の首長なんかは、悪い癖が抜けていないのです。
「僕らのまちは、こういうまちを目指そう!」とはっきり言える自治体になって欲しいです。