Q .児童扶養手当と遺族年金の併給はできるのか?
A .併給できるが条件がある
【解説】
受給できる遺族年金の月額が児童扶養手当の月額より低い場合、その差額を受給することができます。
なぜ、このような仕組みになっているのかですが、それは「手当、年金の目的が似通っているから」なのです。
児童扶養手当の目的は、ひとり親家庭の生活の安定、自立の促進にあります。
一方、遺族年金の目的ですが、生計を支えるものに先立たれた遺族の生活を支えることを目的としています。
どちらも、世帯の生活安定が主目的です。
制度は違えど、目的が似通っています。
なので、片方の基準を満たしていたら、その制度での目的は達成しているということになりますので、併給はできるが、過分な支給はできないということになります。
制度の目的を考えると理解が進みますね。