ベーシックインカムとは?
ベーシックインカムとは?
ベーシックインカムとは、政府が全ての人に一律に定期的な現金給付をする制度のことです。
イメージとしては、コロナ禍の2020年4月に実施された、1人あたり10万円の特別定額給付金が毎月支給されるようなものです。
ベーシックインカムのメリット・デメリット
ベーシックインカムのメリットは以下のとおりです。
- 毎月一定額がもらえる
- 労働の概念が変わる(したくない仕事をしなくて良くなる)
- やりたいことをする時間や可能性が増える
- 生活保護制度では漏れが生じるがベーシックインカムでは漏れが生じにくい(現生活保護制度では周囲の目やケースワーカーからの指導などがあるため、対象者であっても制度が利用できない(したくない)人が一定数いる)
- 社会保障制度を簡素化することで行政コストを削減できる
ベーシックインカムのデメリットは以下のとおりです。
- 国の財政を圧迫する(1人10万円の特別定額給付金で約13兆円の予算が組まれた)
ベーシックインカムの諸説
堀江貴文氏の意見
僕は、公的年金はだんだん縮小しながら解消を目指し、ベーシック・インカムで社会保障を統括するのがベストな選択だと考えている。
疑う力(堀江貴文)
山崎元氏の意見
経済評論家の山崎 元(やまざき はじめ)さんは、年金・生活保護・雇用保険・児童手当や各種控除などの制度をベーシックインカムに置き換えることで、現在の制度下でも日本国民全員に毎月に4万6000円のベーシックインカムを支給することが可能と主張されています。
具体的には、日本の社会保障給付費は総額99兆8500億円(H21)であり、ここから医療の30兆8400億円を差し引くと69兆円となる、これを人口を1億2500万人として単純に割ると月額4万6000円とのことです。
高橋洋一氏の意見
高橋洋一さんは自身のYouTubeチャンネルで以下のように述べています。
- 制度設計が難しい
- 世界でやっている国はない
- ベーシックインカムの難しさは財源。社会保障の財源を持ってきたら社会保障の原理と矛盾するし、新たに国債発行するとインフレになる