できる規定とは?
「〜できる」と書かれている条文のことです。
主体に対して、権限を与える場合に「〜できる」という表現になります。
行政庁が主体になる場合に限っては、義務的な意味合いも加わってきます。
おまけ
- 自治体の担当者によっては、この「〜できる」規定を行政庁の権限・義務とは考えず、文字通りの「〜できる」と考え、「・・・〜できるということは、しなくてもいい」と解釈する人がいます。頑なで、融通がきかないので、周囲を困らせます。
- 「〜できる」規定に関連するところでは、判例(最判平元.11.24)を前提に考えると、「〜できる」規定は、権限を行使が自由という意味ではなく、その権限を行使すべきときには行使しなければならず、行使すべきでないときには行使してはならないという意味と捉えるのが自然と言えます。