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自主占有・他主占有とは?わかりやすく解説

自主占有・他主占有とは?

自主占有(じしゅせんゆう)とは、所有の意思をもって占有している状態のことです。

一方、他主占有(たしゅせんゆう)とは、賃借人などの所有の意思をもたずに他人の物を占有している状態のことです。

ポイントは「所有の意思」の有無というところになります。

他主占有→自主占有に転換する場合

他主占有から自主占有に転換する場合としては、他主占有者が自己に占有をさせた者に対して所有の意思を表示することが条件となります。

民法第百八十五条(占有の性質の変更)
権原の性質上占有者に所有の意思がないものとされる場合には、その占有者が、自己に占有をさせた者に対して所有の意思があることを表示し、又は新たな権原により更に所有の意思をもって占有を始めるのでなければ、占有の性質は、変わらない。

具体例としては、「賃借人が賃貸人に対して「所有の意思」を表示する場合」などがあげられます。

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