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陳情をわかりやすく解説

陳情とは?

陳情とは?

住民が議会に対して、実情を訴え、必要な措置を要望するものです。

「陳情」は、議会が住民からの意見や要望を受けるための制度と言えます。

紹介議員の必要がないことなどから「請願」に比べ、ハードルが下がりますが、その分政策反映への確立などは低くなります。

「陳情」について整理をすると以下のようになります。

①陳情することができる者:誰でもできます。

②陳情の手続き:議会に所定の様式で陳情書を提出

③陳情の受理:議会は、所定の様式が整っている場合は、受理しなければなりません。

④陳情の審査:委員会で審査され、場合によっては参考人として出席を要請されます。

「陳情」は誰でもできる「議会へのお願い」です。

地方行政を「もっとこうしてほしい」など思いや考えのある方は、「陳情」を一度検討してみてください。

請願と陳情の違い

「陳情」に似ているものとして「請願」があります。

「請願」は議会に対して、「損害の救済、公務員の罷免、法令の制定・廃止など」政策反映を求めるものになります。

「請願」と「陳情」について整理をすると以下のようになります。

請願陳情
議員の紹介必要不要
内容議会に対して、「損害の救済、公務員の罷免、法令の制定・廃止など」政策反映を求めるもの議会に対して、実情を訴え、必要な措置を要望するもの
議決ありなし

「請願」の方が「陳情」に比べると少しハードルが高いです。

その分、議会も真剣に向き合ってくれるため、要望がある際は、可能であれば「請願」も検討してみるといいでしょう。

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