「ワニのくち」とは?
国の一般会計の歳出と歳入(税収)を折れ線グラフで示した際に、
歳出は右肩上がり、歳入(税収)は横ばいである様子が
「ワニのくち」のような形をしていることから、
公債発行で赤字を埋めている様子を揶揄して使われる表現のことです。
1990年頃まで開いていなかった歳出と歳入(税収)の差も
2000年前後からは大きく開くようになり、現在に至ります。
現役財務事務次官の矢野氏が文藝春秋に寄稿した
「財務次官、モノ申す」によれば、平成10年頃に矢野氏が名付け、
省内で広がったとのことです。