年別アーカイブ：2023年

機能的瑕疵とは？ 機能的瑕疵とは、公共施設の供用開始に伴い、周辺住民に与える騒音・振動などの影響・損失のことを指します。 国家賠償法2条に規定されており、「供用関連瑕疵」とも言われています。 国家賠償 ...

重大明白説・明白性補充要件説とは？ 「行政行為の瑕疵」について、当該行為が無効となる場合の要件についての考え方で、以下の2説があげられます。 重大明白説（通説）：瑕疵の重大性・明白性を要件とし、無効と ...

囲繞地通行権とは？ 囲繞地通行権とは、民法で規定された囲繞地を通行する権利のことです。 囲繞地とは、他の土地に囲まれて公道に通じない土地のことをいいます。 民法第210条（公道に至るための他の土地の通 ...

刑法が規定する窃盗罪の保護法益には、本権説と占有説の2通りあります。 本権説：財物罪（窃盗罪など）の保護法益は、本権（所有権、質権、留置権など）にあるという説 占有説：財物罪（窃盗罪など）の保護法益は ...

傍論とは？ 傍論（ぼうろん）とは、判決の中で示された判決と関係のない意見のことです。 傍論に対して、判決に不可欠な理由を「判決理由」といいます。 「判決理由」は判例として拘束力がある一方、「傍論」は拘 ...

条文 第224条（未成年者略取及び誘拐） 未成年者を略取し、又は誘拐した者は、三月以上七年以下の懲役に処する。 解説 構成要件要素は、 未成年者 略取・誘拐 になります。 詳しく見ていきます。 「未成 ...

不能犯とは？ 不能犯とは？ ある行為について犯罪が疑われる場合であっても、行為の危険性がないため、付加罰となるものをいいます。 具体的には、 人を殺すつもりでかかしに発砲した場合 毒薬を飲ませるはずが ...

自救行為とは？ 自救行為とは、権利を侵害された者が、自らの実力で救済を図ることをいいます。 具体的には、窃盗被害者が、犯人から盗品を実力で奪い返すことなどがあげられます。 法治国家の下では権利救済は公 ...

地方公共団体には、共同で事務を処理することを目的に「一部事務組合」と「広域連合」の2種類の組合が存在します。 地方自治法上、地方公共団体の組合として規定されています。 地方自治法第284条（組合の種類 ...

地方自治特別法とは？ ある特定の地方公共団体のみを対象とする法律のことです。 通常の法律制定のプロセスに加えて、地方公共団体の住民投票で過半数を得る必要があります。 憲法第95条　一の地方公共団体のみ ...