学芸員ほど住民福祉から遠い存在は中々いません。
学芸員とは何なのか?考えさせられます。
先日、『歴史とは靴である』(磯田 道史)という本を見つけました。
歴史は、好き嫌いで論ぜられることがよくあるが、著者は歴史は好き嫌いではないというのです。
歴史は、好き嫌いではなく、実用的なもの、靴のようなものだといいます。
知っていると未来を安全に歩んでいけるというのです。
それを読み、公務員の学芸員について考えてみると、靴べらのようなものだと感じました。
学芸員のしている仕事は、実用的なもの(福祉、教育)の補助的なものに過ぎません。
あってもなくても困らない靴べらのようなものです。
どこかの自治体で、学芸員が戦時中の資料を地域住民の家庭を周り、収集し、聞き取りをしていました。
これは、大変意味があります。
しかし、多くの自治体にいる学芸員は、自分のやりたいことを調査、研究し、時代に合わない橋を残してみたり、採算の取れない博物館を運営したり、発掘をして道路工事を妨げたりしています。
学芸員をがんとまでは言いませんが、靴べらではないかと思うのです。