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違憲審査制とは?わかりやすく解説

違憲審査制とは?

裁判所が、法律や行政行為など憲法に違反していないかどうか判断する制度のことです。

違憲審査制については、国ごとに制度が異なり、以下の分類になります。

日本では付随的違憲審査制が採られています。

  • 付随的違憲審査制:具体的な訴訟事件を前提に、その解決に必要な限りで違憲審査ができる(日本、アメリカなど)
  • 抽象的違憲審査制:具体的な訴訟事件を離れ、抽象的に法令等の違憲審査ができる(ドイツ、韓国など)

違憲審査制に関する判例に警察予備隊違憲訴訟(最大判昭27.10.8)があります。

警察予備隊違憲訴訟(最大判昭27.10.8)
事案:警察予備隊(自衛隊の前身)の合憲性が争われ、最高裁に直接、憲法訴訟が提起された
判旨:わが国の制度下では、特定の者の具体的な法律関係につき紛争の存する場合においてのみ裁判所に判断を求めることができる

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