法律

国民審査(最高裁判所裁判官国民審査)をわかりやすく解説

国民審査とは?

最高裁判所裁判官に対する国民による審査、リコール制度のことです。

最高裁判所裁判官の任命は内閣が行いますが、国民主権の原理から、

国民自ら事後的に確認を行い民主的なコントロールをすることが制度趣旨と言えます。

投票用紙中の裁判官氏名欄に×印をつけた罷免の票数が過半数を超えた場合、当該裁判官は罷免されます。

これまでに、罷免された例はありません。

国民による民主的統制という制度趣旨も絵に描いた餅になっているのが実情と言えるでしょう。

国民審査の実施について

最高裁判所裁判官として任命された後、はじめて実施される衆議院議員総選挙の際に行われます。

その後は、10年経過ごとに同様の審査が行われます。

国民審査の問題点

これまでに罷免された人がいないことは前述しました。

実際、一般市民にとって、裁判所は遠い存在で、日本国内においては2割司法という言葉も存在します。

こういった実情に変化がない限り、国民審査制度は有効に機能することは考えにくいです。

2割司法という状況であるため、一般市民は誰が最高裁判所裁判官なのか知りません。

顔も名前も知らない人の評価をするのは実質的に不可能です。

裁判がポピュラーでないのが一番の問題で、そのため国民審査が機能しないのではないでしょうか。

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